7日目
ローマの都会に飽きた我々はカプリに行く予定にしていた。
ホテルのフロントのおにーさんに予約をお願いすると
「カプリ?こんな季節にだれも行かんよ、6月からええけどね」と言われる。
で、ナポリ・ポンペイ1日ツアーに変更。(105ユーロ)
朝7時にホテルピックアップ。

ツアーは25人ぐらい。そのうちカプリへ行ったのは4人だけ。
船に酔うし、波と潮位が高くて洞窟にも入れないし、時間をもてあましたらしい。
ポンペイにして正解だった。

アシスタントガイドは若くて可愛い男性。ちょっとオネエキャラかも。英語の他にフランス語とドイツ語を話していた。

どこから来たの?って言うから、ジャポネと答えると「ニーハオ」という挨拶。
それちゃーうよ、って訂正してあげた。

ナポリの街の丘からの写真。

市内観光は港の辺りをバスでぐるっとまわるだけ。

ここからは強烈な個性の現地ガイドが乗ってくる。説明は英語とドイツ語。

ポンペイの遺跡でガイドの話を聞く参加者たち。
真ん中のシャネルのサングラスがカッコいいガイドさん。とても説得力がある。

火山の噴火で灰の中に埋もれてしまった街。とても広いのにビックリ。
ここはガイドツアーをお勧めする。
個人だと迷いそうだし、日でも暮れたら霊たちが街の中を徘徊しているような気がする。

なぜか野犬がたくさんいる。時々、上のほうを見上げて吠えている。
霊がいるんだよ、きっと。

灰の中から掘り出された遺体。
火山ガスで亡くなったらしい。
ウエストの所にベルトがあるので、彼は奴隷だったとか。
その他、口を覆っているものや、外国人の船乗りだと言われている遺体もその辺にころがっていた。

街がそのまま発掘されているので、いろんな住居がある。
大金持ちや変人や…
ガイドが「ここは未婚の兄弟2人で住んでいた家。その意図は分からないが壁画が描かれている。
発掘された時はとてもショッキングだった。若い女性やお子さんは見ないほうがいいかも・・・」と説明している。
そう言われると見たくなるのが人情。先に見たオッチャンがニヤッと笑う。
なになにと見てみると、制服を着た男性の下から馬並みのナニが出ているではないか。

そういえば、ここのお土産物屋さんにはエロス系の絵葉書やら像でいっぱいだったので、
なんでかな?と思っていたのだ。この壁画のせいなのね。

壁画の写真を撮ろうとしたら、デジカメの容量が足りませんって。残念!
プリントアウトして友達に配ろうと思っていたのに。

それにしても、エロス満杯のおみやげ品。
あれって日本に持ち帰れるのだろうか?
空港で別室に呼ばれたりした日にゃ、シャレにならんね…

ギャハハハと笑いたい人は是非ポンペイへ

イタリア最後の夜。
ローマへ戻ったのが9時過ぎ。あまり現金の持ち合わせもないので
「地球の歩き方」に出ていたリストランテへ歩いていく。
(11時過ぎにナティオナーレ通りを歩いて帰ったが、明るいし人も多かった)

素材が新鮮で美味しかった。しかし、すぐ隣で西欧系のカップルが食事をしていたが、
我々のgrilled seafood なんてキモかっただろうなと思う。
だって、小さなタコが足をくるっとまわしていたり、イカがいたり…

何といってもハウスワインが安い。1リットルで5ユーロぐらい。今日もピッチャーが目の前に。
楽しかったイタリア旅行に乾杯!