スコットランドのページに登場するご夫妻は私にとっては初めてのスコットランドからのお客様だった。半日ツアーを2日間させていただいた時、去年エジンバラへ行くつもりだったのに航空券が取れなくて諦めたという話をすると、じゃあ今年来れば?ということになりツアーが終わるまでには私の旅行の計画が出来上がってしまった。ご主人のMikeは京都とエジンバラが姉妹都市縁組をした時、あちら側の代表のひとりとして来日されたことがあり、エジンバラでは土地の開発と不動産関係のファミリー企業の会長職にある方。めちゃめちゃオモロイおっちゃんである。ツアー中スコットランド訛りの事を伺うと、ハリーポッターの登場人物ハグリッドの真似をしたり、これがグラスゴー弁、アバディーン弁と披露してくださる。あまりにもお上手なので「演劇を勉強されたんですか?」と尋ねると「いやidiot(アホ)なだけじゃよ。」と照れている。 奥様のFloraはどっしりと落ち着いた知的な方で、包容力がある。奥さんの手のひらで遊びまわるダンナの構図が見えてくる。 帰国されてからはメールのやり取りをしていたが、ガイドをしている時、遊びにいらっしゃいとはよく言われる言葉。しかし、これを真に受けていいものやらどうやら。日本の場合、「お近くにお越しの折には・・・」を見て本当に伺うと「は〜?何しにきはったん?」というのがありがち。 「何も期待はしません」を胸にエジンバラのアパートに落ち着く。と早速携帯に連絡が入った。「明日どっか連れてったげるよー。」翌日は10時から夜の8時まで本当に至れり尽くせりのエスコートをしていただいた。 「最後の夜はいっしょに晩ご飯たべよう!」と言われたが、これ以上お世話になっては申し訳ないと「お子たちがゴーストツアーに行きたいと言ってますので…」とお断りしようとすると「それって9時過ぎてからでしょ?ご飯食べてから行くといいよ。ワインもうまいよ」との返事。この「美味いワイン」という言葉には逆らえない。 結局ゴーストツアーのチケットまで用意してくださって、レストランもジーンズでもOKの所を選んでくだっさていた。 何とお礼を言っていいものやら。「これがScottish hospitalityだよ。」とMike。帰ってからメールを出すと「今度来るときはうちに泊まりなさいねー」と返事が来た。 たかだか2日間お供をしただけ、それも私の場合はお仕事、そんな私にこのようなもてなしをしてくださるなんて信じられない思いである。スコットランドの人みんながこんなことはないだろうが、何か懐の広い人達なのかもしれない。 すっかりスコットランドのファンになってしまった私。でも、またすぐ行く言うたら、いやがられるやろうなあ。 |