guide requirement(必要条件) のはなし お金をいただいて外国語でガイドをする場合は、通訳案内業という国家試験に合格して、都道府県の免許が必要である。が、免許を持ったからといってすぐにバリバリのガイドになれるわけではない。しかし、ここの話はその件についてではない。
ある日、エージェントから1枚のファックスが届いた。それはアメリカの代理店からのもので、「こんなガイドが必要だ」という内容だった。
1は 完璧OK。
- 超ベテランでないこと。
- かと言って、初心者ではないこと。
- 教科書通りのガイドはしないこと。自分の言葉でちゃんとわが街を語れること。
2? 数回の経験しかないから、超初心者でしょ。
3? 教科書通りのガイドも…状態。
というわけで、requirement にチョット。。。とお断りしかけたところ、担当の方がおっしゃる。「知ってることだけしゃべればいいんですよ。」と。ここは私の素直なところというか、あまり物事を深く考えない性質(たち)というのか、「ああ、そうなんだ」と納得して、お引き受けしてしまった。
お客様はとってもコワモテ。無愛想なそのお姿にドスのきいた声プラスくわえ葉巻で、ひよっ子ガイドを圧倒するには十分であった。
しかし、このツアーの後、40度を越える熱が出ようとは、まだこの時には知る由もなかった。 ―つづく―