manga のはなし
ちょっと前まで「漫画」は'comic books' と言っていたが、今では'manga' と呼ばれている。「カラオケ」が「録音済みオーケストラ伴奏」と説明されていたのが'karaoke'(発音は「キャラオキ」オにアクセント)になり、「サラリーマン」が英語になった、それと同じように。

マンガは日本が世界に誇る文化に違いない。

アメリカの高校生と商店街を歩いていたところ、マンガ専門店を見つけ「入ってもいい?」と控えめに聞く。店があるのは知っていたが、一度も入ったことはない。

中に入ると彼の目がランランと輝いている。「これとこれが人気あるんだよ。」教えてもらう。2冊ほど買って、電車に乗る。

彼は1年間日本語を勉強しているらしく、ひらがなとカタカナは読める。質問攻撃がここから始まる。
「『お前』って'you' ですよね。」「そう、でも目上の人に使っちゃダメ、殴られるかも。」
「登場人物のうち、この人だけ名前がカタカナなのはなぜ?」「親の好みでしょ。」
「この『キャアアアア』はカタカナなのに、『うおおおお』がひらがななのはなぜ?」「・・・・。」
そんな事を考えながらマンガを読んだことないし、最近は4コマ漫画しか目にしない。

最後の質問、「高校生の何パーセントがマンガを読んでいるか?」これに対して、希望的な見積もりで50パーセントと答えたが納得してなさそう。家に帰って、お子たちに尋ねたら、「おかーさん、それ違う。100パーセントよ。」と、なぜかうれしそう。そう言えば、彼女たちの部屋にもマンガがあちこちに転がっている。

翌日、駅へ送って行くとき "nealy 100%"と訂正したら、満足そうだった。

別のツアーでマンガの話になり、マンガを読むのは子供だけではない。電車の中でむさぼり読んでいる、エエ歳した人をよく見る。男性が多いような気がする。人の自由だが、わたしゃあんまり好きでない。と言ったところ、一番前にお座りのオバサマが「それ、うちの息子だわ。」とおっしゃる。

この頃では、アメリカでも電車の中でサラリーマンがマンガを読んではニタッと笑っているのだろうか。