関西系外国人のはなし
東京や京都のような外国人観光客の多い街と違って、広島では大型バスでガイドをする機会が少ない。中型バス、小型バス、時にはジャンボタクシーだったりする。しかし、小さいグループの方が喜ばれるのも確かである。ついこの間も「プライベートツアーみたいだ」とおっしゃっていただいた。お客様ひとりひとりに目が届くし、個人的な話ができたりするので、こちらとしてもいろんな国の人と仲良くなれたような気がしてきてうれしい。

私たちだって外国のツアーに参加して、one of themになるのってつまらないもの。

どんな大きさのツアーにしても欠かせないのが関西系外国人である。東京人は面白くないなどととステレオタイプな物の言い方はしたくはないが、関西のほうが関東よりオモロイ人の比率が高いのは明らかである。

関西系外国人とはボケとツッコミができる人を言う。こちらがしゃべったことに対して見事なタイミングで突っ込んでくれる人がいるのだ。

手をつないだり、ベタベタしている年配のカップルのお客さんを見て、
「日本人は人前ではあまりベタベタしません。」
「さっき、駅でいちゃついてるカップル見たけどなあ・・・。」
「若い子やったでしょ、結婚したら変わりますって。」
「どないになんの?」
「back to the tradition!」
(変な関西弁ですんません。nativeでないもんで・・)
といった具合に会話が進んでいくのだ。こんな時、英語が関西弁に聞こえてくるから不思議である。「なんでやねん」なんてね。

関西系の人がいてくれたツアーはメチャメチャ盛り上がり、お客さん同士も親しくなり、笑いっぱなしの一日となり、満足満足である。

しかしながら、この前良かったからと、慢心でツアーにのぞむとパンチを食らうのだ。つかみを失敗、立て直そうにもいっこうに笑いが取れない。最後まで不完全燃焼。そして、ちょっと落ち込む。

次にテンション上げて行くとまたいい結果が出る・・・こんなことを何度も繰り返す、学習能力の欠如である。うちのネコでも痛い目にあうと気をつけるのに。

ガイドブックにある話はするな、トリビアを大切にという大先輩からのアドバイス。
外国人に受けそうな「へぇ〜」をお持ちの方メールください。
                              売れない芸人系ガイドより