お気楽かもしれない??
6人という少人数のツアー。お気楽かもしれないと淡い期待を抱く。

まず、シドニーからのバアチャンが「新幹線に帽子を忘れたのよ。帽子自体は大したことないんだけれど、これまで旅した所のピンバッチがいっぱい付いてるの。私にとってはとても大切。着払いでいいから見つかったら送ってくれる?」
そうそう、あの新幹線は広島止まり。駅の案内所に連絡すると似たような帽子を預かっているとの事。それを伝えると皆が拍手ー!

次にLAからのオバチャンが、スケジュール表には昼食付きと書いてあるのに、"lunch is not included"とはどういうことじゃ、ひとり20ドルずつ返せとゴネ始める。「このツアーには昼は付いていない。昼食のレシートをツアーのエージェントに見せて払い戻しをしてもらうように」と説得。その言葉を文書にせよと言うので、ハイハイと指示通りに記述する。

この時点で初めの行き先の半分ぐらいまでジャンボタクシーは来ている。

最後はイタリアからのオッチャンふたり。彼らは全く英語を話せない。いつものように「ボンジョルノ」。グラツェ(ありがとう)と言われたので「プレーゴ(どういたしまして)」と答えたら「ペルフェクト(完璧)」って褒めてくれる。図に乗って"Me gusta vino rosso italiano"スペイン語かイタリア語か分かんないような言葉で「わたしイタリアの赤ワイン好きなんですわぁ」と言うと大うけ。その後はイタリアに行った話とか、オッチャンたちはローマとナポリの間の街に住んでるとか、「言葉は出来なくても意思の疎通ははかれる」を絵に描いたような会話を楽しむ。

暑い暑い宮島を歩き、平和公園を訪れ、ぐったりしながらツアーは終了。
"What a lovely tour!"とバアチャンはコテコテのオーストラリア英語で締めくくり、LAのオバチャンたちも機嫌を直してニコニコでさよならの挨拶。イタリアのオッチャンとはもちろんグラツェ。

体脂肪が5%落ちる真夏のツアー。このあと飲み食いしなければ確実に夏の終わりにはモデル体型になっているであろう。が、ビール飲まずして何の楽しみがあろうか。こうして夏に太っていくおばさんである。

50肩とプチぎっくり腰という満身創痍のガイドは今日も行く。